2008.07.03 (Thu)
オレは世界で2番目か?
高機能自閉症のゆっくんが調子が悪くなると、
しばらくすると大抵、妹のさーちゃんも調子が悪くなります。
それも家ではなくて、保育園でキーキーとかんしゃくを起こすのです。
ゆっくんが頻繁にパニックを起こすと、
わたしたちはさーちゃんが二の次になってしまいます。
空気の全く読めないゆっくんとは反対に、
人の顔色や家の空気をなんとなく感じることのできるさーちゃんは、
こういう時はおとなしくなります。
気づくと、部屋の隅で静かに遊んでいたりします。
先日、保育園で懇談がありました。
担任の先生は、笑顔が素敵なふくよかなベテラン先生です。
小さな目をさらに小さくして
ニコニコとさーちゃんの様子を話してくれました。
「ところで、お母さん。
お兄ちゃんの様子、どう?悪いんでしょ?
実はね、お母さんには言えなかったんですけど、
さーちゃんも同じ頃、ちょっと不安定でね。
お友達を叩いたり、大声を出したりしてたんです。
お母さんが大変そうだから、言わなかったんですけど・・・。
さーちゃんはおうちで頑張ってるんだろうから、
せめて、あゆみ(保育園の名前)では楽しく過ごせたらいいな、と思ってるんです。」
あゆみの先生方は、子供だけじゃなく、
家庭全体を見守ってくださいます。
おせっかいに感じる時もあるけれど、
世話焼きおばさんばかりのような、この先生方は
いつもユニークであったかい。
「お母さん、この前、さーちゃんと偶然公園で会ったじゃないですか。
あの時、さーちゃん、お母さんの姿を見つけて
”おかーーちゃーん!!”って飛んでいってしがみついたでしょ。
で、わたしが、”おかあちゃんは用事があるからね、バイバイよ”と言ったら、
”うん”って悲しそうにバイバイしたでしょ。
あの顔を見たら、さーちゃんがけなげで・・・・」
言葉を詰まらせ、涙顔になったのは先生の方でした。
汗をぬぐうふりをして涙をぬぐった先生。
先生の思いやりが、わたしの胸にもしみこみました。
”オレは世界で2番目か?”という本があります。
読んだことはないのですが、
障害児を兄弟に持つ子の支援をテーマにした本だそうです。
タイトルどおり、さーちゃんが自分を2番目と感じることのないよう、
”世界で1番大切なあなた”を伝えていきたいです。
保育園の先生と
「スーパーのポイントセールじゃないけど
さーちゃん特別5倍デーなんか作ったらいいかも」
と話しました

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